Frieve Digital Sampling Visualizer
- Yoshiyuki Kobayashi
- 1月12日
- 読了時間: 2分
更新日:1月20日
今回デジタルオーディオにおけるアナログからデジタルへの変換(ADC)、デジタルからアナログへの変換(DAC)の様子を直感的に理解するための視覚化ツール「Frieve Digital Sampling Visualizer」を開発、公開しましたのでご紹介します。

元のアナログ波形がデジタルデータに変換される様子、離散的なデジタルデータから忠実に元の滑らかなアナログ波形が再現される様子、サンプリング周波数やbit数が再現波形に及ぼす影響などを、元信号の周波数やノイズ、サンプリングの各種条件を変更しながら直感的に確認することができます。 本アプリはアナログレコード・テープに対するデジタルオーディオの優位性を私自身が分かりやすく説明するために開発したものですが、デジタルオーディオや信号処理技術の入門用教材としても便利にお使いいただけるのではないかと思います。 Frieve Digital Sampling Visualizerは以下のURLよりどなたでも今すぐ無料でご利用いただけます。また、オープンソースとしてコードも公開しています。
GitHub(ソースコード)
使い方
上部のスライドバーでサンプリングする元信号の「周波数」「レベル」「ノイズ」、サンプリングのパラメータである「サンプリング周波数」「bit数」などを調整。
「元信号表示」(青)、「サンプリング表示」(黄色)、 「DAC結果表示」(赤)のチェックボックスで、それぞれ元のアナログ信号、サンプリングにより量子化された階段状のデジタル信号、DAC後の信号の波形表示のON/OFFを切り替えます。
設定を様々に変更し、元のアナログ信号の波形の元波形とDAC後の信号の波形がどのように変化するか確かめてみましょう。
より具体的な使い方、結果の解釈の仕方については以下の動画も合わせてご参照ください。 【オーディオ】アナログ高音質論をこの世から殲滅・根絶する動画
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