リアルタイムレコーディング
リアルタイムレコーディングとは

 リアルタイムレコーディングとは、MIDIキーボード等で演奏したものをレコーダーで録音するようにそのままデータ化する入力方法です。MIDIキーボードはもちろん、それぞれの楽器に近いMIDIコントローラーを使用する事で、細かいニュアンスの入力が可能であるため、特に楽器が演奏できる人にとっては最高の入力方法となります。たとえ満足できる演奏が出来なかったとしても、何度も気に入ったテイクがとれるまでレコーディングしなおしたり、後からクオンタイズやピアノロールで補正することができます。

リアルタイムレコーディングの設定

 リアルタイムレコーディングに関する設定を行うには、コントロールバーにあるレコーディングボタンの下の「Set」ボタンを押して(Ctrl+Rでも可)、MIDIレコーディングの設定画面を開きます。

 リアルタイムレコーディングには、次の5つのモードがあります。

 リプレースでは、トラックのイベントは、すべて新たにレコーディングしたものに置き換えられます(既にあったトラックのイベントはすべて削除されます)。通常はあまり使用しません。
 スタンダードでは、レコーディング開始位置以降のイベントは、新たにレコーディングしたものに置き換えられます(レコーディング開始位置以降にあったイベントはすべて削除されます)。
 オーバーライトでは、レコーディングした範囲のイベントのみ、新たにレコーディングしたものに置き換えられます(レコーディングした範囲のみ上書きします)。
 オーバーダブでは、レコーディングしたイベントは元あったイベントに追加されます。元あったイベントは一切削除されません。
 ニュートラックでは、レコーディングの度に新しいトラックが作成され、イベントは新しいトラックにレコーディングされます。複数のテイクをとり、その中から一番いいものを選ぶというようなレコーディングを行う場合に使用します。

 これらのモードを場面によって使い分けることで、快適なリアルタイムレコーディングを行うことができます。例えば、曲をゼロから作っていく場合はスタンダード、部分的にレコーディングしなおす場合はオーバーライト、既にレコーディングされているトラックにさらに音やコントロールチェンジを足したい場合はオーバーダブを使用します。

 特定の位置から自動でレコーディングを開始したり、終了するには、パンチイン、アウトを使います。オートパンチインをチェックしておくと、再生がパンチインポイントに差し掛かると自動的にリアルタイムレコーディングに入ります。オートパンチアウトをチェックしておくと、レコーディングがパンチアウトポイントに差し掛かると自動的にレコーディングを終了します。

 カウントオフ小節数とは、リアルタイムレコーディングが実際に始まるまでにカウントダウンする小節数です。リアルタイムレコーディングを開始すると、現在位置からカウントオフ小節分前に戻り、そこからレコーディング開始位置まで再生した後レコーディングモードに入ります。

実際のリアルタイムレコーディング

 それでは、実際にリアルタイムレコーディングしてみましょう。ステップレコーディングの時と同様に、トラックをレコーディングモードにし、レコーディング開始位置まで移動します。この状態でレコーディングボタンを押せば(F9キーを使うとより操作性が増します)、カウントオフ小節数で指定した小節分のカウントオフの後、リアルタイムレコーディングが開始します。また、再生中にレコーディングボタンを押すことでマニュアルパンチイン(その場からリアルタイムレコーディング開始)することもできます。

 リアルタイムレコーディングを終了するには、もう一度レコーディングボタンを押すか、ストップボタンを押して下さい。再生ボタンでマニュアルパンチアウト(リアルタイムレコーディングを終了してそのまま続きを再生)することもできます。

 参考)ループ機能を併用する事によって、ループレコーディングを行うこともできます。




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